イムランの話
今回はあくまでちゃんと、治療薬の話です(´∀`)
潰瘍性大腸炎は治療法が複数ある病気です。
私も薬の効果が落ちて寛解が保てなくなると別の薬へ、「はしご」して来ました。
ただ、主治医から新しい薬を紹介される度に
この薬で症状は良くなるのか、とか
どんな副作用があるのか、とか
「重篤な副作用」は、どのくらいの割合で起こるのか
色々と気になることがあり、
使用している人のナマの声を聞きたくなるのですが、
(同じ薬を使用している人を見つけると安心するんですよね。
その人が副作用なく服薬していると、安心感が増します)
薬を検索すると製薬会社のサイトばかり表示され、
実際に使用している人の情報はあまり多くありませんでした。
なのでブログの中で、自分が実際に使った薬の効能や感じたこと記録にしたいと思っていました。
今回は私が使っている薬で、主治医に勧められたときに
やだな
と思った、イムランのことを書きたいと思います。
イムラン50mg
薬価 139.9円/錠
0.5〜2錠/日
使用期間 H27.8〜現在まで
入院生活
【潰瘍性大腸炎】入院生活の話① - ハッタリと潰瘍性大腸炎
【潰瘍性大腸炎】入院生活の話② - ハッタリと潰瘍性大腸炎
から脱却して2週間後の通院時、血液検査をしたところ白血球数が増加しており
それまでのプログラフ&ペンタサでは再び再燃するだろう、とのことで
プログラフ同様、白血球を減らして免疫を落とす目的で処方された薬です。
紹介されたとき、直感で、これはあかんやつ、と思いました。。
イムランで起こりうる主な副作用が、以下の様なものだからです。
その他のもの
間質性肺炎は、「肺炎」とは全く別物で、大変な猛威を振るう疾患です。
一説には10年生存率10%と聞きます。。
(イムランの副作用で起こるのは、かなりのレアケースだそうですが)
脱毛は命をとられるわけではありませんが、精神的なダメージは大きそうです。。
医師からは、髪の量は、3ヶ月で半分くらいになると思う、と言われました。
髪型に強いこだわりはありませんが、一応20代。
まだ薄毛にはなりたくありません。
また、イムランの服用は胎児にリンパ球の催奇性をもつ、との報告もあり、
当時同い年の恋人がいて、将来的に子どもが欲しいと思っていたため、服薬が枷になることは間違いありませんでした。
そのような理由からイムランは全力で回避したかったのですが、
体調には変えられない、
絶対に使用した方が良い、
と宥められ泣く泣く服用開始。
50mg錠を半分に割ったものを1日1回から服用開始しました。
服用3日目から吐き気が始まり、朝から晩までグロッキー状態が続きます。
実際に嘔吐することはありませんでしたが、
仕事に復帰していた頃だったので毎日出勤するのがつらく、体重もゾリゾリ削がれていきました。
毎日吐き気が続くというのは大きな絶望をもたらします。。
また指先の皮膚が弱くなったのか、手指の第一関節が痛痒くなり、
レンジにかけたコップなど、熱いものが持てなくなりました。
服薬から3週間後に再度通院するも、白血球の数は微減〜ほぼ変わりなし。
翌日から50mg錠を半分に割ったものを1日2錠服用することになりました。
毎日が吐き気との闘いです。。
そしていつ禿げ上がるのか気が気ではありません。。
しかしそこから2週間後の診察でイムランの量が更に倍になっても、
もともと毛量の多いお茶屋の髪はフサフサで減る気配はなく、
さらに1ヶ月経つ頃には吐き気も段々と収まり、
一番最後まで残った「熱いものが持てない」副作用も3ヶ月経つ頃には忘れていました。
免疫の低下で感染症にかかりやすくなる、と聞いていましたが、風邪やインフルエンザにかかることも無く、
満員電車でマスクをするだけで、それほど不自由なく過ごせました。
服用開始から2月経つ頃には、白血球数も3000/μL(成人の正常値のほぼ下限)まで下がりました。
お茶屋はこれまでの治療で、出ると言われている副作用に色々当たり、
イムランでも当たりを引くのではとびくびくしていましたが、
今までのところ、
大きな副作用は現れないまま
狙った効果(白血球の減少)を得ることが出来、ほっとしています。
ただ、
イムランを開始したのは寛解を迎えていた時で、
イムラン開始後も寛解であることに変わりはなく、
つらい思いをした割に(タイミング的に)効果をあまり実感出来ず、本当に服薬の必要があったのかよく分かりません。。
治療薬の副作用の説明は、万が一副作用が出た時にすぐ気付けるようにかなりオーバーに書いてありますが、
そこまで心配しなくて良いのではないかと感じています。
今後子どもを望む時にはイムランの服用をやめ、別の治療を探すことになりますが、
それまではイムランを継続することになるのでしょう。。