潰瘍性大腸炎と食事の管理
食事の管理が潰瘍性大腸炎を抑えるための最重要課題だと思います。
食べたものは基本的に大腸を通って外に出るので、
刺激物や消化の悪いものを食べると確実に大腸に禍根を残して行きます。
お茶屋の主治医は、「UCは服薬で管理できるから好きなものを食べていい」主義の方ですが、
お茶屋の経験上、食事には細心の注意を払うべきです。
あくまで経験則ですが、日ごろ避けるべきジャンルは、次の3種類で、
この3つを避ける習慣をつけてからお茶屋は色々安定しました。
①辛いもの
健康な人でもタバスコや激辛ソースなどをかけた食事の次の日はお腹を下すことがあります。ましてやUC患者はイチコロです。
お茶屋は「い⚪︎ばのタイカレーイエロー」を食べた次の日から体調を崩し始め、そこから3ヶ月下血を続けました、、
辛いものは何があっても避けるべきです!
CoCo壱番屋のカレーなら辛さ普通
飲み会の場でのロシアンたこ焼き、なんてもってのほか、絶対避けましょう、、
②脂質の多いもの
脂肪は消化が悪く、腸で吸収されないという理由から避けるとよいとネットで知り、試したところ確かに違いがありました。
一般的には1日の脂質を20gに抑えると、再燃の確率が、ぐっと、下がると言われています。
でも、、、
この制限がなかなか難しいんです。。
だって、、
油物っておいしいですもん、、
コンビニのチョコパンが20gほどなので、一個チョコパンを食べたら終わりなのです。
菓子パン好きなお茶屋にはこれがツラかった。
あまり厳しく制限するとストレスになるので、寛解状態の人は、今日は菓子パンをやめておにぎりにするか、とか
チョコ食べたいけどようかんにするか、という具合に、緩めの制限で続けていくのがよいかと思います。
③食物繊維
これは腸に物理的刺激を与えるものです。
食物繊維の多いものは胃で溶けきれず、小腸で吸収しきれないので、ダイレクトに大腸に届きます。食物繊維を摂りすぎたときは、大腸を通る時に、ズン、とした重みを感じることが多く、お茶屋はなかなかの確率で水便や粘血便が出ます。
食物繊維の多い、ごぼう、たけのこ、こんにゃく、とうもろこし(四天王と呼んでます)はなるべく避けるか、食べるときは普段の2倍よく噛むようにしましょう。
色々書きましたが、特に気をつけるべきは、辛いもの。
注意すべき割合は、①>>>>>②>③ くらいの感じです。
他にも、食べると微妙になる乳製品や果物、飲み物もありますが、上の①〜③ほどではないと思っています。
お茶屋は基本的に、「これこれが身体に悪い」と知れば、
その食べ物が自然に嫌いになる(逆もしかり)便利体質なので、食事制限は全くツラくないのですが、
一般的には好きな食べ物を我慢し続けるのは苦しいと思います。
なので、寛解状態であればあまり気にしすぎず、また再燃が始まったな、、という時に制限を出来れば良いかと思います。
以上、お茶屋が普段食事で心掛けてることをつらつら書きましたが、
同病者で、他にこんなことに気をつけているというものがあれば、教えていただけると幸いです。
潰瘍性大腸炎が発症し、入院するまで
ここでこのブログのメインテーマである、お茶屋の潰瘍性大腸炎発症の経緯をおさらいします。
お茶屋が発症したのは24歳の頃。
一般的に20〜24歳の男性がもっとも発症率が高いと言われ、お茶屋も多数派の数字を底上げしていた様です。
(http://www.nanbyou.or.jp/entry/62より引用)
また非喫煙者は喫煙者に比べて発症率が高くなると言われており、この点でもニコチンタールの味も知らないお茶屋は知らず知らずのうちにマジョリティに属しました。
では、発症がどの様なタイミングだったかというと、ちょうど仕事の転勤にぶち当たった時期でした。
2月から年度末に向けて仕事は忙しくなり、毎日21〜23時まで残務処理、土日は荷物の整理と引っ越し先探し、4月に入ると見ず知らずの職場、アウェイな人間関係、新しい仕事も訳わからず緊張した赤子状態で毎日遅くまで奮闘し、精神も肉体も頭もフル稼働、ストレスフルの生活でした。
記憶レベルで当時の体調等を振り返ると、
2月から時々トイレで赤いものが混じる様になり、
3月10日頃大腸ガンを疑って田舎の総合病院を受診。潰瘍性大腸炎疑いと言われるも、当時は
(潰瘍性…?よく分からないけど、ガンじゃないならいっかー!仕事しよ仕事!)
という甘い認識をし、そのまま処置を受けることなく地方都市に転勤していきました。
実を言うと、トイレに赤いものが混じる現象は、20歳頃から毎冬経験していました。
ただ春先になると自然に解消していたので、この時も、
「今年もきたか」「まーたすぐ収まるだろう」くらいにしか思ってしなかったのです。
転勤後4月10日頃まで同じ様な体調が続き、20日頃には1日5.6回程度粘血便が出る様になりました。
5月3日、食欲がなくなり体重は半月で4キロ落ち、トイレは1日12回ほど、のんきなお茶屋も危機感を抱き地方都市の総合病院を受診したところ、
「潰瘍性大腸炎っぽいけど内視鏡で見ないと分からないなー。ゴールデンウィークは休診だから、連休明けの5月13日に来てねー。症状分からないから薬は出さないよー」との判断。
この状態で何の処置もなく10日間耐えるのか、と絶望を感じました。
そして楽しいはずの連休を冷や汗ダラダラで耐え忍び、ゼリーしか食べれない状態で、5月13日に内視鏡検査をしたところ、
「潰瘍性大腸炎の劇症」
のため
「2週間の断食、1ヶ月の入院」
が言い渡され、長く壮絶な入院生活が幕を開けたのでした。。
今思えば、今思えばですけど、20歳で初めて出血した時にちゃんと検査を受けていれば、
田舎の病院で潰瘍性大腸炎疑いと言われた時にしっかり処置を受けていれば、
粘血便が出た時に無理して休暇を取ってでも検査を受けていれば、
劇症は回避できたはずです。
なのに!
それをめんどくさがり、また仕事に遅れを出しちゃいけないという焦りから後に後に回した結果が劇症・絶食・入院というものでした。
発症はやむを得ないものですが、劇症にさせたのは自分の判断が間違っていたためで、
そのために後述する厳しい厳しい入院生活を送る羽目になったのでした。。
入院生活についてはまた後日。